rbox更新

rboxとか言っても何のことやら分からない方も居ると思いますので、ちょこっとおさらいしておきますね。
簡単に言えばAndroid Terminal Emulator(以下ATE)を修正し、(主に作者が使いたい)色々なコマンドを追加したものです。今のところアプリケーション名は変えていないので、本家ATEとは共存できません。色々突っ込んだせいで結構な容量を食います。最近のタブレット端末などでは余裕かもしれないですが、スマートフォンに入れる場合は注意してください。動作確認は主にLifeTouch Note(Android2.2)とNexus7(Android4.2)で行っています。インストールはここのTerm20130208.apkを落としてきて実施します。※ファイル容量がアップローダの上限値を超えたのでまだ上げてません。配布方法考えます。
以下、スクリーンショットを交えつつ紹介していきます。今回の画像はすべてAndroidエミュレータにインストールして撮ったものです。

◆ 初回起動時にはファイル展開を行います。なお、デフォルトではシステム標準の等幅フォントで表示されますが、変更したい場合は好みのフォントを/sdcardフォルダ直下に"rbox_font.ttf"という名前にリネームして置いてください。下図ではフリーの手書きフォント(名前は失念)を使用してます。2回目以降はファイル展開をスキップしますが、Android端末のアプリ管理でATEの「データ削除」を実施すればやり直す事が出来ます。

zshが使えます。基本的なコマンドはだいたい揃ってると思います。

Vimが使えます。

ruby1.9.2が使えます。下図ではgemを使用してgoogle-ime-skkをインストールして起動しています。ruby製でGoogle CGI API for Japanese Inputを使って変換する大変便利なSKKサーバです。(hitode909さん作成)

◆ あらかじめVimskkサーバ対応のskk.vim(anyakichiさん作成)を導入済みなので、実際にgoogle-ime-skkで入力してみます。物理キーボードがあれば極めて快適に入力可能ですが、この方法だと"Hacker's Keyboard"の様な日本語入力非対応なソフトウェアキーボードも使えて便利です。普通のskk.vimとしても使用可能です。

日本語入力に関しては、ATEのIME設定を「単語ベース」にすればAndroidIMEでも行う事ができます。変換候補が表示されると端末のサイズが変わるのと変換中文字列の反転表示が半角単位になるのを気にしなければ、ごく普通に入力可能です。

◆ gitコマンドが使えます。vimfilerが使える様に必要なプラグインを入手してみます。

実際にvimfilerも起動して試してみましたが、普通に動くようです。

w3mが使えます。起動時FIX ME!が出てたんですが、対処しました。

GNU Screenが使えます。余計なお世話ですが、今回バッテリー残量が出る様にしてみました。上部のステータスバーを非表示にして端末を広く使う場合も安心ですね(笑 tmuxも一応入れてますが作者があんまり使わないせいもあってちょっと不安定かもしれません。

◆ fdcloneが使えます。FD系のファイラは欠かせません。

◆ おまけですが、jnethackも遊べます。"jnethack"で起動です。オプションを追加する場合は$RBOX/usr/games/jnethackスクリプトを修正してください。

以上、私と同じようなCUI好きにしか需要は無いかもしれませんが、紹介させて頂きました。これからも色々と機能追加したいと思ってます。
ではでは。