Androidでskk.vimを使う。

 AndroidVimが使える様になっても、私が知る限りでは現状日本語入力が出来るターミナルアプリが存在しない*1為、常用エディタとして使用するには難があります。そこで、skk.vimというVimskkによる日本語入力を実現するプラグインを導入してみたいと思います。

準備するものは以下のとおりです

skk.vimのインストール
DLしたアーカイブの中のpluginとsyntaxの下にskk.vimがありますが、plugin配下のものを$VIMRUNTIME/pluginに、syntax配下のものを$VIMRUNTIME/syntaxにそれぞれコピーします。本体のインストールはこれだけです。

◆辞書のインストール
 DLして来て解凍し適当な場所に置くだけです。が、実は私がビルドしたVimはまだiconvが有効になっておらず、euc-jpで記述された本辞書はそのままでは使えないので何らかの方法でutf-8にコンバートします。*2私は安直にエディタでutf-8で保存し直しました。nkfを使う場合は"nkf --utf8 辞書.euc-jp > 辞書.utf-8"でしょうか。
 変換した辞書は実機にコピーしておきます。
※2011-06-19 追記:現状のビルドではiconvを有効化してるのでコンバートは不要です。


◆.vimrcの設定
 以下はユーザ辞書の置き場を$HOMEにし、SDカード直下に変換済みの辞書を置いた場合の一例です。適宜変更してください。


let skk_jisyo = '~/.skk-jisyo'
let skk_large_jisyo = '/sdcard/SKK-JISYO.L'
let skk_auto_save_jisyo = 1
let skk_keep_state =0
let skk_egg_like_newline = 1
let skk_show_annotation = 1
let skk_use_face = 1

let &statusline .= '%{SkkGetModeStr()}'

 後はVimを起動して[Ctrl]+[j]でskkが起動します。skk自体の使い方、skk.vimの設定等についてはweb上にたくさんドキュメントがありますので参照してください。

*1:ConnectBotでiWnn等のIMEが使えるように自分で改造してる方はいます。

*2:skk.vimスクリプト文字コード判定部分をいじった方がいいかも知れません。

AndroidでRubyスクリプティング

こちらのサイトの情報を参考にIS01でも出来るか試してみたところ、良好に動作する様です。(若干コンパイルオプションは追加しました。)
アップローダコンパイル済みのruby一式を置きます。このバイナリを使用する場合、恐らく/data/ruby以下に配置しないとうまく動かないと思います。

◆インストール方法

  • bin.tar.gzとlib.tar.gzを/data/rubyに展開する。
  • 環境変数への追記


export PATH=$PATH:/data/busybox:/data/ruby/bin
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/data/ruby/lib

◆使用方法
後は普通のRubyとしてVimスクリプトを色々書いて動かしてみてください。
もちろんirbも動きます。

WEBrickのテスト
参考サイトにもHTTPサーバについて記述がありますが、私も以下のスクリプトを試してみました。


#!/data/ruby/bin ruby
require 'webrick'
include WEBrick

s = HTTPServer.new( :Port => 8000 )

class HelloServlet < HTTPServlet::AbstractServlet
def do_GET(req, res)
res['Content-Type'] = "text/html"
res.body = "hello world."
end
end

s.mount("/hello", HelloServlet)
trap(:INT){ s.shutdown }
s.start

実行するとお馴染みのWEBrickの起動ログが流れます。IS01の標準ブラウザで「http://localhost:8000/hello」にアクセスしたのが下図です。エディタで書いたのと変わりませんね(^^;