AndroidでGNU Screenを使う。

以前のエントリでもscreen-androidを紹介しましたが、落としてきたバイナリは"getpropによるAndroidの設定値の取得が不可で、dnsによる名前解決が出来ずにネットワークに接続するツールがまともに使えない"という問題がありました。(今現在はこのバイナリは公開されていない様です。)
最新のソースを持ってきて自分でビルドしてみたら上記の問題は解決したのですが、今度は何故か設定ファイルでの'escape','shell','encoding'などの指定が無視されてしまう様になりました。自分のコンパイルの仕方が悪いのかとも思いましたが、別な方が作ったバイナリをxdaで見つけて試したら状況は一緒でした。OSのバージョンにもよるのかな?ちょっと原因は追えてません。何方か分かったら教えてください(^^;
それでも起動時のオプションでの指定は効くようなので、以下の手順で私が普段PC上でやってるぐらいの事は出来てとりあえずは満足してます。

◆ncursesライブラリの準備

他のツール等で既にインストール済みであったり、カスタムROM等でもともとシステムに存在する場合などは必要ありませんが、それ以外の場合はlibncurses.soをライブラリパスが通った場所に置きます。

◆screenの設定ファイル

前述の様に指定が効かないオプションがあるので、自分の場合.screenrcの内容はこれだけです。

caption always "%0`%{=b wk} %-w%{=bu bw}%n %t%{-}%+w %= %{=b wk}%Y年%m月%d日(%D) %{=b wk}%c"

bashの設定

screenのバイナリを/data/home/binに置き、以下の様に.bashrcに追記しました。


export SCREENDIR=~/tmp
export PROMPT_COMMAND='echo -ne "\ek$(basename $(pwd))\e\\"'
alias screen="/data/home/bin/screen -s bash -e^Zz -U"

LifeTouch Noteで使用中の画面です。

最近IS01の方がおざなりになってるので後で使えるか試してみよう。

ちなみに、LifeTouch NoteでCUI作業を行う場合、TomioNaritaさんの作成されたSKK for LifeTouch NOTEがほぼ必須だと思われます。このIMEにはConnectBotモードやスルーモード(Android Terminal Emulatorはこちらが便利)が用意されていて、LTNのキーボードがフル活用出来ます。素晴らしいツールをありがとうございます。